
境内のご案内
境内のご案内
大蔵経寺は、石和温泉郷を眼下に見下ろす山梨の百名山「大蔵経寺山」のふもとに位置します。
寺院には絵画など数多くの文化財があり、特に室町時代に活躍した画僧「霊彩」よって描かれた「絹本著色仏涅槃図」は、国の重要文化財に指定されている大変貴重なものです。
また、本堂脇の庭園は、大蔵経寺山を背景とした池泉回遊式蓬莱庭園で、ツツジやサツキの時期が特に見頃となります。
皆さまのご参拝をお待ちいたしております。
1本堂
御本尊不動明王をお祀りし、法要や護摩祈願を行う当山の中心となるお堂です。
現在の本堂は江戸後期に建てられました。
2庭園
大蔵経寺山を背景とした池泉回遊式蓬莱庭園。
子孫繁栄を意味する陰陽石、不老長寿を象徴した鶴亀石が配置されています。
江戸時代には庭園正面に家康公をお祀りした東照宮があったとされています。
ツツジやサツキの時期が特に見頃です。
3枯山水 -覚(さとり)の庭-
仏教の世界観の中で中心にそびえるとされる須弥山(しゅみせん)の世界を表現しています。
4聖天堂
お聖天さま、別名歓喜天(かんぎてん)をお祀りしています。お聖天さまは、元々はヒンドゥー教の神様であるガネーシャで、インドでは何か事を始めようとした際に、成功をお祈りする事始めの神として信仰されています。
お姿は厨子に納められており、秘仏でありますので直接拝することはできません。お聖天さまの化身である十一面観音さまをお参りください。
お聖天さまは、除災招福、開運成就、学問成就、商売繁盛など、願うところは何でも叶えてくれる絶大なご利益を持つ福徳神でありますが、清らかな心で丁寧に接することが大切とされております。
5位牌堂
室町三代将軍足利義満公の庶子であり当山中興の祖である観道上人をはじめ歴代住職やお檀家さま各家の位牌を安置し、毎朝供養しております。
6永代供養堂
永代供養堂は、永代にわたってお骨を収蔵できる屋内にある施設です。
一般のお墓と同様にお骨をお預かりして、永代にわたりご供養・継承していく納骨堂です。
7御成門
かつて甲府城代が毎月17日に武運長久祈願の為に参拝した際に通られたという門です。
現在は通ることは出来ません。
8寿老尊
甲斐石和温泉七福神は、四季を通じて、一年中いつでもお参りできます。
当寺院は、寿命を司る福神であります「寿老尊」を境内にお祀りしております。
9大蔵経寺建物跡
江戸後期の絵図には建物跡の位置に、三重塔が描かれています。
柱間、心礎の状況から多宝塔以外の建物であった可能性も指摘されています。
© 2005 DAIZOKYOJI Temple.